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このあと訪れたのは、旧市街メディナ。囲い込まれた敷地の中は、まさに別世界。1メートル強ほどの狭い道が、ぎっしりと迷路のように張り巡らされていました。私たちにはいったいどこを歩いているのかさっぱりわからないのですが、そこに住む子供たちはすべて把握しているらしく、僕が案内してあげる、としきりに声をかけてきます。(*案内してもらうとお金を要求されます。)メディナ内には、ものすごい数の小さいお店がでており、木製品、布製品、革製品、銀製品、じゅうたん、籠製品、ランプ・・・決して飽きることがありません。 |
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フェズのメディナも訪れましたので、合わせてご覧下さい。 |
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革製品屋さんの店の裏には、革の染料を貯蔵しているところがあり見せてくださいました。強烈な匂いでしたが(苦笑)、印象深い光景でした。 |
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どのお店でも値切り交渉が一般的となっていて、一つ買うのに大仕事です!
最初に言われた値段の半分近くまでは下がるようで、値切り交渉などしたことない私は、どきどきしましたが、結局恥を捨ててがんばりました。(笑)
そのほか銀製品がかなり安く売っていたので、私もいくつかブレスレットを買いました(^.^)
各お店から、呼び声が飛び交い、あちらもこちらも・・・と見ている間に気がつけばとっぷりと日が暮れてしまいました。 |
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一週間ほどの滞在の後、私たちは車で5時間かけて、海沿いの町Essaouira(エッサウイラ)にむかいました。 |
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Essaouiraは、大変美しい街でした。 |
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海が一面に広がり、道路を何か横断していると思えば、なんとらくだ!!
わーモロッコだ〜と実感した瞬間でした(笑)。ちなみにこのらくださん、写真とっていいよーというお兄さんの声にあまえて、とったら最後、今度は"お金払え"とずーっとらくだに付きまとわれました。この国は写真をとる時は要注意です(^_^:) |
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街の中心ムーレイ エル ハッサン広場。すばらしいお天気にも恵まれ最高でした! |
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この広場から海辺やメディナへと続いています。町の中心ということもあり、カフェには若者からお年寄りまで人々であふれていました。
この広場から出るスカラ通り。ここには木製品(寄木細工)のお店が並んでいます。同じ製品でも一つ一つの木の模様が違うので、迷ってしまいます。自然そのままの木目をいかした魅力的なものばかりでした。 |
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ここを通り抜けると、海沿いの絶壁に出ます。昔の城塞に大砲がならんでいます。 |
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すべて海のほうを向いており、見張りとして使われていたようです。波が荒いのが印象的で、映画"オセロ"にも使われたという場所です。 |
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今回のモロッコ訪問、一番の目的は、実は"音楽祭"(Printemps
Musical des Alizes)参加でした。友人2人とともに日本人トリオ、として招待していただき、ピアノトリオでドボルザーク
Trio "Dumki"、ブラームス ピアノトリオ 第1番を二度にわたり演奏させていただきました。 |
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ほかにも、リート楽器のトリオ(TrioKapsberger)やピアノ5重奏(Quatuor
ParisiiPascal Devoyon ピアノ)、ヴァイオリニスト Dong-Suk
KANG、などたくさんの演奏家が集まり、4日間にわたりEssaouiraで音楽を奏でました。すべての演奏会に本当に大勢の聴衆が集まってくださり、暖かい雰囲気の中で音楽を通じて交流することができ、とても嬉しいひとときでした。 |
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モロッコ、なんだか遠いところに感じていましたが、音楽を通じて人々と分かり合えた感じがして、とっても嬉しかったです。またぜひ行ってみたいな・・・。 |