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2004年3月号

4年に一度いうCelloのコンクール<Antonio Janigro>に伴奏として同行する、という機会を得て、はじめてクロアチアに旅行してきました。
訪れたのは首都ザグレブ。私たちが滞在したホテルは、コンクール会場(写真1)裏側にあり、中央駅から南の区域にありました。このあたりにはまだ、崩壊したアパートがいくつもそのままの形で残り、壊れた窓の中からなかをみると、恐ろしいほど生々しく戦争の跡が残っていました。

 

写真1
観光ポイントはすべて駅の北側に集中しています。駅の地下道を抜けて線路を渡るとそこには南側からは想像のつかない、美しい街並みが広がっていました。
駅前のトミスラフ広場(写真2)。ここからザグレブのおへそとも言える共和国広場(写真3)までは北へ歩いて10分ほど。その途中もストロスマイエロフ広場、ズリニスコガ広場と、きれいに整備された公園がつながっていて、とてもいい散歩道です(写真4)。共和国広場にはカフェやお店がたくさんあり、市電も(写真13)とおっていて、たくさんの人々でにぎわい、活気にあふれていました。
写真2 写真3 写真4 写真13
共和国広場から北東へ少し行ステファン寺院があります。中には平和を祈る人々の姿がありました。(写真5、6)

写真5

写真6 これが柱の方々についていて、口から水が出る仕組み。おもわず見入ってしまいました・・

その西側の細い路地を抜けると、青果市場があります(写真7)。きれいに並べられた果物はとっても新鮮そうでした!待ちきれずその場で食べる人も多いのか、足元にはみかんの皮などが散らばっていました。残念ながら、ちょうど閉まるころだったらしく、人手がまばらでしたが、本来は朝から夕方まで人々でにぎわっているということです。
写真7
市場をあとにして、少し坂道を登ると、石の門(写真8、9)があります。
これは、はじめは木製だったということですが、現在は石で固められています。
この内部には、聖母マリアの肖像がおさめられていました。以前1700年中ごろ、焼け落ちた時もこの肖像は無事に残っていたという話が伝えられているそうです。石の門内部にはマリア像を礼拝に訪れる人々の列ができていて、花やろうそくが山のように捧げられていました。

写真8

写真9

石の門を出て更に少し坂を登ると、突然あざやかなモザイク屋根が目に入ってきました。
これは、聖マルコ教会。残念ながら中に入ることはできませんでしたが、実に緻密に作られたモザイクには目を見張るものがありました。(写真10、11、12)
写真10  写真11 写真12
すべて、徒歩で見て回れる距離でした。途中足安めに、共和国広場のカフェでゆっくりとひと休み・・・。クロアチアで喫茶店に入ってるんだぁーなんて、ふと実感してなんだかとても嬉しくなりました!
そして、観光の後は・・・・・やっぱりクロアチアビール(写真14)!とても飲みやすくて、旅の疲れを癒すのに最高でした!あのビールもって帰りたかったなぁ・・・。
写真14

おまけ・・・

写真15・・・ホールの入り口の扉にあるマークは、携帯電話禁止・・・かとおもえば、なんと拳銃のマーク。銃持ち込み禁止??さすがクロアチア・・・

写真15

March 2004 from Berlin