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2008年12月17日号

<ロワール地方古城めぐり>

この夏、数日の休暇に、フランスのロワール地方を訪れた。パリからTGVで1時間半ぐらいのところに位置し、数々のお城が残されている。フランス全土では、城の数は大小合わせると1万以上といわれ、私たちはその中の3つを訪問してきた。

 

その一つは巨大なChambord(シャンボール)城。

Chambord

16世紀ごろから着工され長い年月を経て建てられたという。円形の建物を積み重ねたようになっていたのが印象的だった。目玉はレオナルド ダヴィンチの考案ともいわれる、入ってすぐの二重らせん階段。二つのらせん階段が絡み合うようになっていて、お互いがすれ違う姿が見えないようになっている。(右の写真)

ChambordRasen

 

 次に訪れたのがChenonceau(シュノンソー)城。

Chenonceau



私たちはこのお城のすぐ目の前に宿泊をしたのだが、お城の美しさはもとより、
それを囲む自然の美しさに目を奪われた。


一面のブドウ畑・・・・・・
Raisin Raisin2



  お城の前に続く並木・・・・・Namiki

お城を囲むお堀・・・・・ohori






 

 

 

相当な猛暑であったが、お堀の美しさに目を奪われ、貸ボートで少し散策。こちらが水面からの視線で見たお城。
美しい…。


eau

そして庭園。jardin
 

そして3つ目は、打って変って小ぢんまりしたAmboise(アンボワーズ)城。歴史が古く、今残っているのはその一部でしかないが、とてもおしゃれで素敵な内装だった。ダヴィンチの墓もある。
vinci

 

amboisedrapezu
 

もともとのゴシック様式の建築から、時代を経てルネッサンス様式への改装があり、

内装も外装も、ゴシック、ルネッサンス両方の様式が残っており、よく見るととても面白い。たとえば、この二つの写真の上に突き出した窓の上の塔を良くみてみると、ひとつはとげとげ、もう一つは丸みを帯びているのがわかる。
GR

このように、随所に違いがみられる。
もう一つの見どころは、礼拝堂。オランダから呼び寄せたフランドル派の影響が随所にみられる、非常に凝った装飾になっている。



ReihaidouReihaidou2

3つのそれぞれ特徴の全く違うお城見学。短い日程で本当に充実した素晴らしい休暇になった。



 

                                                                                           December 17th 2008 from Berlin