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1999年7月17日号

 

歴史の残る,美しい街Wurzburg

 フランクフルトからICEで1時間あまり東に走ったところに,Wurzburgという街があります。ロマンティック街道の入り口にあたる街で、落ち着いた雰囲気をかもし出しています.建物は、木組みで装飾され、各家の窓辺には思い思いに花を飾り,とてもお洒落な印象を受けました. Wurzburgの街

 

 この街はフランケンワインの名産地でもあり,いたるところにWeinstube〔=ワイン酒場〕があります。私も,観光前にちょっとWeinstubeによって、Bacchusというワインを試してみました.とってもフルーティーで、飲みやすく早速お土産にすることにしました.そして,ほろ酔い気分で観光をはじめました.(笑) あるWeinstubeの看板.とても可愛らしいでしょう?!

 

 街中は,路面電車が張り巡らされています.歩いても回れる大きさですが,市電も便利だと思います.
私は今回歩いて観光することにしました.南ドイツの突き刺さるような日差しの中,あちらこちらのカフェでは店の外に席を出し、沢山の人がパラソルの下で,ゆっくりとしたときを過ごしていました.それぞれの人が,思い思いに余暇を楽しんでいる感じで,忙しい雰囲気は全くなく、時間がゆっくりと過ぎていく感じでとても心地良いです.私も,ぶらぶらと石畳の路地を歩きながら,いくつかの観光名所を訪れました.

 その中の二ヶ所をご紹介させていただきます.

 

●レジデンス:
 バロック時代の代表的な宮殿です。中は,公開されていて,ガイドの人と共に一覧できることになっています。.玄関を入ってすぐに,大規模な"階段の間"があります。.頭上のなんともいえない優美な天井画に早速言葉を失ってしまいました.柱が全く見られず,天井は一枚画で,とても広い空間を感じさせていました.. レジデンスと,美しい庭,ホーフガーデン
 階段を上ると,他の華やかな部屋とは対照的なシンプルな色彩でまとめられた"白の間"、部屋じゅう鏡張りの"鏡の間"、金細工や,大理石で装飾された最も豪華な"皇帝の間"、アジア系の絵や家具で彩られた部屋など、次々と信じられない美しさと華やかさで、圧倒されてしまいました.また,宮殿から見渡すホーフガーテンもすばらしい眺めでした. 筆者、レジデンスにて

●マリーエンベルグ要塞
 街の真中を流れるマイン川.そこにかけられた18世紀の有名な石橋、"アルテ・マイン橋"をわたると、小高い山の上に,有名な"マリーエンベルグ要塞"がそびえたっています. アルテ・マイン橋
 アルテマイン橋から徒歩で2〜30分登ったところにあり、大司教の住居であったというこの要塞は,中世の城壁に囲まれています.ここからの眺めは,絶品です!町の景観のために,屋根の色がそろえられているとか…。山の上では,Wurzburgの街から離れて,また別世界にきた感じがしました。本当に最高の眺めでした。 マイン川と,Wurzburgの街並.
マリーエンベルグ要塞マリーエンベルグ要塞

 

 街の中の石畳を,一日中歩き回ったうえに,山登りまでしてしまったので,夕方には足のうらが痛くて大変でした..(苦笑)…が、最高の一日でした!!

July 17th 1999 from Berlin